「二郎系ラーメンに行ってみたいけど、『アブラ』って何のこと?」と疑問を感じたことはありませんか?初めて二郎系に挑戦する方にとって、独自のコール文化は少し難しく感じるものです。この記事では、アブラの正体から頼み方・量の目安・おすすめの組み合わせまで、初心者でも迷わないよう徹底解説します。読めばすぐに自信を持って注文できるようになります。
【結論】二郎系のアブラとは背脂・脂身を追加するコールのこと

二郎系ラーメンにおける「アブラ」とは、豚の背脂や脂身をトッピングとして追加するコール(注文オプション)のことです。
「コール」とは、ラーメンが完成する直前に店員から「ニンニク入れますか?」と聞かれるタイミングで、自分好みのトッピングや量をカスタマイズして伝える二郎系独自の注文スタイルです。
アブラはそのコールの選択肢のひとつであり、追加することでスープに濃厚なコクと甘みが加わり、よりこってりとしたラーメンに仕上がります。
二郎系ラーメンはもともと豚骨ベースのスープですが、アブラをプラスすることで脂のリッチな旨みが重なり、二郎系ならではの「くどいけどやみつき」な味わいが完成します。
アブラの正体は「背脂」と「豚の脂身」
アブラの正体は主に「背脂(せあぶら)」と「豚の脂身(あぶらみ)」の2種類です。
背脂とは、豚の背中部分に蓄積された脂肪のことで、加熱するととろけて液状になり、スープの表面に浮かんで独特の甘みとコクをもたらします。
豚の脂身とは、豚肉のチャーシューや豚ブロックを煮込んだ際に分離した脂の塊で、固形に近い食感が残っているものです。
どちらも豚由来の動物性脂肪であることに変わりありませんが、液体状か固形かで食感や見た目の印象が大きく異なります。
二郎系の店舗ではチャーシューを煮込む過程で大量の脂が発生し、それを捨てずにコールの素材として活用しているため、二郎系特有の「無駄のない豚使い」の文化が感じられます。
アブラを入れると味・食感・見た目はどう変わる?
アブラを追加すると、ラーメンの味・食感・見た目のすべてが変化します。それぞれ具体的に確認しましょう。
【味の変化】背脂や脂身が溶け込むことで、スープに甘みとまろやかさが加わります。醤油や塩気の角が取れてマイルドになる一方、脂のリッチなコクが底上げされ、全体的に濃厚かつ複雑な旨みになります。
【食感の変化】液体状の背脂はスープに溶け込みなめらかな口当たりをプラスし、固形の脂身はプルプルとした独特の食感が楽しめます。麺に絡むことでよりもっちりとしたコーティング感も生まれます。
【見た目の変化】スープ表面に白い脂の粒や塊が浮かび、視覚的にもこってり感が伝わります。アブラマシマシにすると、丼の表面が白く覆われるほどのインパクトになります。
アブラの種類|液体の背脂と固形の脂身の違い

一口に「アブラ」といっても、店舗によって提供されるものが異なります。大きく分けると「液体状の背脂」と「固形の脂身」の2種類があり、それぞれ特徴が違います。
どちらのタイプかによって、食べたときの印象が大きく変わるため、初めて訪れる店舗では事前に確認しておくと安心です。
液体状の背脂(スープに浮く脂)とは
液体状の背脂は、豚の背中部分の脂肪を加熱・溶融させたもので、スープの表面に小さな白い粒状や膜状に浮かびます。
口に入れるとすぐとろけてなめらかで甘みが広がるのが特徴で、スープ全体のコクを底上げする効果があります。
背脂ラーメン(新潟燕三条系など)でも使われる素材ですが、二郎系では量が多めに入るため、より強烈なこってり感が生まれます。
スープと混ざりやすく、麺全体にまんべんなく絡むため、「スープをよりリッチにしたい」という方に向いています。
固形の脂身(豚の脂身部分)とは
固形の脂身は、チャーシュー(豚ブロック)を煮込んだ際に分離した脂の塊で、ある程度の形を保ったまま丼の上に乗せられます。
食感はプルプル・トロトロで、噛んだ瞬間に脂の旨みがじゅわっと広がります。
チャーシューの煮汁を吸い込んでいるため、単なる脂ではなく醤油や豚の旨みが凝縮された食材として楽しめます。
食べ応えのある固形感があるため、「脂身をおかずとして楽しみたい」という上級者に人気のタイプです。
店舗によって「アブラ」が指すものは異なる
二郎系ラーメンは全国に多数の店舗がありますが、「アブラ」が何を指すかは店ごとに異なります。
本家「ラーメン二郎」では固形に近い脂身を指すことが多く、インスパイア系と呼ばれる二郎系の店舗では液体状の背脂を使う場合もあります。
また、「アブラ」と「カラアブラ(辛脂)」を区別している店舗もあり、カラアブラはラードに唐辛子成分を加えたものです。
初めて行く店舗では、カウンターに貼られたメニュー表や他のお客さんのコールを参考にするか、店員さんに「アブラは背脂ですか?脂身ですか?」と確認するのが確実です。
店によってアブラの質・量・種類が変わるため、同じ「アブラ」でも食べ比べると印象が全然違うのも二郎系めぐりの醍醐味のひとつです。
二郎系アブラの頼み方|コールのタイミング・言い方・量を解説

二郎系のコール文化に慣れていないと、「いつ言えばいいの?」「どう言えばいいの?」と焦ってしまいがちです。
ここではアブラを注文する際のタイミング・言い方・量の目安を順を追ってわかりやすく解説します。
コールのタイミングは「ニンニク入れますか?」が合図
二郎系でのコールタイミングは、ラーメンが完成直前に店員さんから「ニンニク入れますか?」と声をかけられた瞬間です。
この一言が「コールしてください」という合図であり、ここでアブラを含めた各種カスタマイズを伝えます。
コールの順番は一般的に「ニンニク・ヤサイ(野菜)・アブラ・カラメ(醤油増し)」の順で伝えることが多く、省略したいものはスキップすればOKです。
たとえばニンニクとアブラだけ追加したい場合は「ニンニク、アブラ」とシンプルに伝えればOKです。
※コールのタイミングを逃してしまっても、慌てず「すみません、アブラマシでお願いします」と声をかければ対応してくれる店舗がほとんどです。
アブラの量は4段階|少なめ・普通・マシ・マシマシの目安
アブラの量は主に4段階で注文できます。それぞれの目安を以下の表で確認しましょう。
| コール | 量の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| アブラ少なめ(少) | 通常の約半量 | 脂っこさを抑えたい人向け。スープが比較的あっさり |
| 普通(指定なし) | 標準量 | デフォルト。初めての人はここから |
| アブラマシ(増し) | 通常の約1.5〜2倍 | こってり感が増す。二郎系に慣れてきた人向け |
| アブラマシマシ(増し増し) | 通常の約3倍以上 | 丼の表面が脂で覆われるレベル。上級者向け |
「マシ」「マシマシ」という表現は二郎系特有の言い回しで、それぞれ「増し(1段階増量)」「増し増し(2段階増量)」を意味します。
店舗によっては「アブラ多め」「アブラ少し」のような言い方でも通じる場合が多いですが、基本的には「マシ」「マシマシ」が最もスムーズに伝わります。
初心者におすすめのアブラの頼み方【失敗しないコール例】
初めて二郎系に挑戦する方には、「普通(コールなし)」または「アブラ少なめ」から始めることをおすすめします。
二郎系のラーメンはデフォルトの状態でもすでにこってり・ボリューム満点です。最初からマシマシにすると食べきれなかったり、胃もたれしてしまう可能性があります。
【初心者向けコール例】
- 「ニンニクで(アブラはデフォルト)」→ ニンニクだけ追加してアブラは標準量
- 「ニンニク、アブラ少なめで」→ こってりは欲しいが控えめにしたい場合
- 「全部普通で」→ 全トッピングをデフォルトにしたい場合
一度食べてみて「もっと脂っこくてもよかった」と感じたら、次回から「アブラマシ」に挑戦するというステップアップの仕方が最も失敗が少ないです。
コールに自信がない場合は「全部普通で大丈夫です」と答えるだけでも問題なく注文できます。
アブラ抜き・アブラ少なめはできる?
結論から言うと、多くの店舗でアブラ抜き・アブラ少なめの対応が可能です。
脂肪分が気になる方、胃の調子が悪い日、ダイエット中の方は「アブラ抜きで」または「アブラ少なめで」とコール時に伝えましょう。
ただし店舗によっては「アブラはデフォルト固定」の場合もあるため、事前にメニュー表や口コミで確認するか、コール時に「アブラは少なめにできますか?」と確認するのが確実です。
また、スープ自体に背脂が溶け込んでいる場合はアブラを完全にゼロにはできませんが、トッピングとしての追加量を減らすことで体感的なこってり感は十分に抑えられます。
アブラと他のコールの組み合わせ|おすすめカスタマイズ

二郎系のコールはアブラ単体だけでなく、ニンニク・ヤサイ・カラメなど他のオプションと組み合わせることで、自分だけの一杯にカスタマイズできます。
それぞれの組み合わせによって味のバランスや食べ応えが変わるため、目的別におすすめの組み合わせを紹介します。
ニンニク×アブラ|王道のこってりスタイル
ニンニクとアブラの組み合わせは、二郎系コールの王道中の王道です。
背脂の甘みとコクにニンニクの刺激が加わることで、複雑でパンチのある旨みが生まれます。
ニンニクは生のまま刻んで入れる店舗が多く、アブラの脂っこさをシャープに引き締める効果があります。
二郎系ファンの多くが「ニンニクアブラ」を基本セットとして注文しており、「二郎系の醍醐味を最大限に楽しみたい」という方に最もおすすめの組み合わせです。
※翌日に予定がある場合はニンニクの匂いが残る点にご注意ください。
ヤサイ×アブラ|野菜で脂をマイルドに
ヤサイ(野菜)とアブラの組み合わせは、こってり感をバランスよく楽しめる中級者向けのカスタマイズです。
二郎系の野菜はキャベツともやしが主で、大量に盛られることが多いです。
野菜の水分とシャキシャキ食感がアブラの脂っこさを中和し、口の中でマイルドなバランスが生まれます。
「こってりは欲しいけど重すぎるのは嫌」という方には、ヤサイマシ×アブラ(普通)の組み合わせが特に好評です。
また、野菜でボリュームも増えるため、食べ応えを高めたい方にも向いています。
カラメ×アブラ|濃厚×塩気の中毒コンビ
カラメ(醤油増し)とアブラの組み合わせは、濃厚な脂の甘みと醤油の塩気が掛け合わさった、やみつき系の上級コンビです。
カラメにすることでスープの醤油感が増し、アブラの甘さとのコントラストが際立ちます。
この組み合わせは「濃ければ濃いほど好き」という二郎系上級者に支持されており、麺に絡む醤油と脂のバランスが抜群です。
ただし塩分・脂質ともに大幅に増加するため、食べ過ぎには注意が必要です。初心者には少々ヘビーな組み合わせのため、まず一度ずつ単独で試してから挑戦することをおすすめします。
アブラのカロリーはどのくらい?健康面の注意点

二郎系ラーメンはもともとカロリーが高い食事ですが、アブラを追加するとさらにカロリーが上乗せされます。
健康を意識する方は、どの程度のカロリーが増えるのかを事前に把握した上でコールを決めるのがベターです。
アブラ追加で増えるカロリーの目安
二郎系ラーメンのベースカロリーは店舗・サイズによって異なりますが、小ラーメンで約1,400〜1,800kcal、大ラーメンで約2,000〜2,700kcal程度が目安とされています。
アブラを追加した場合のカロリー増加の目安は以下の通りです。
- アブラ少なめ:+約30〜50kcal
- アブラ普通(デフォルト):+約60〜100kcal(スープの脂分を含む)
- アブラマシ:+約150〜200kcal
- アブラマシマシ:+約250〜400kcal以上
※上記はあくまで目安であり、店舗・使用する脂の種類・量によって大きく異なります。
アブラマシマシにすると、ラーメン1杯で成人男性の1日に必要な摂取カロリー(約2,200〜2,600kcal)の約8〜9割に達することもあるため、週1〜2回程度の「ご褒美飯」として楽しむのが現実的です。
カロリーが気になる人向けの頼み方
カロリーを意識しながらも二郎系を楽しみたい方には、以下の方法がおすすめです。
- アブラ抜きまたは少なめにする:脂質の摂取量を大幅に削減できます。
- ヤサイマシにしてアブラは普通にする:野菜でボリュームを補いつつ脂の追加量を抑えられます。
- スープを残す:スープには多くの脂分と塩分が含まれているため、飲み干さずに残すだけでもカロリーと塩分をかなり抑えられます。
- サイズを小(ミニ)にする:麺の量を減らすだけで全体のカロリーを抑えられます。
どうしてもこってり感が欲しい場合は「アブラ少なめ+ニンニク」の組み合わせがおすすめです。ニンニクは低カロリーでありながら、風味のインパクトが強いため「こってり感」を補完してくれます。
二郎系アブラに関するよくある質問【Q&A】

二郎系のアブラについて、初心者から上級者まで多くの方が疑問に感じるポイントをQ&A形式でまとめました。
アブラとニンニクは別物?違いを解説
Q. アブラとニンニクは別物ですか?
A: はい、まったく別物です。アブラは豚の背脂・脂身であり、ニンニクは刻みニンニク(または潰したニンニク)です。コール時には「ニンニク、アブラ」と別々に指定します。どちらか一方だけ追加することも、両方追加することも、両方なしにすることも自由に選べます。「ニンニク入れますか?」という質問はあくまでコール開始の合図であり、ニンニクの有無だけを聞いているわけではありません。
アブラマシマシは初心者でも頼める?
Q. アブラマシマシは初心者でも頼んで大丈夫ですか?
A: 頼むことはできますが、初心者にはあまりおすすめしません。アブラマシマシはスープの表面が脂で覆われるほどの量になるため、食べ慣れていないと途中で気分が悪くなったり、食べきれないことがあります。まずはデフォルトまたは「アブラ少なめ」から始めて、二郎系の脂感に慣れてからマシ・マシマシへとステップアップするのが賢明です。また、注文した料理は残さず食べることが二郎系の暗黙のルールとされている店舗もあるため、無理なく食べられる量を選ぶことが大切です。
アブラを入れすぎて後悔したらどうする?
Q. アブラマシにしたら脂が多すぎて後悔してしまいました。どうしたらいいですか?
A: 食べている最中であれば、ヤサイ(野菜)と一緒に食べることで脂感を中和できます。野菜のシャキシャキ感が口の中をリセットしてくれます。また、スープを飲む量を減らす・スープを残すという方法も有効です。食後に気持ち悪くなってしまった場合は、消化を助けるために温かいお茶や白湯を飲むのがおすすめです。次回からは「アブラ少なめ」や「アブラ普通」にすることで、無理なく二郎系を楽しめます。
まとめ|アブラを理解して二郎系をもっと楽しもう

この記事では、二郎系の「アブラ」について正体・種類・頼み方・カロリーまで詳しく解説しました。最後にポイントをまとめます。
- アブラの正体は豚の背脂または脂身で、スープにコクと甘みをプラスするトッピングである
- 液体状の背脂と固形の脂身の2種類があり、店舗によって提供されるものが異なる
- コールのタイミングは「ニンニク入れますか?」の一言が合図。アブラの量は少なめ・普通・マシ・マシマシの4段階で指定できる
- 初心者はアブラ普通またはアブラ少なめから始め、慣れてきたらマシにステップアップするのがおすすめ
- カロリーは高めなので、スープを残す・ヤサイマシにするなど工夫しながら楽しもう
二郎系のコール文化は最初こそハードルが高く感じますが、ルールを知れば誰でも自分好みにカスタマイズできる楽しい食体験です。
ぜひこの記事を参考に、アブラのコールを使いこなして二郎系ラーメンをとことん楽しんでください!

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