二郎系ラーメンの濃厚な白濁スープを自宅で再現してみたいと思いませんか?あの圧倒的なコクと旨味、背脂の甘み、そして醤油カエシの深い味わいを家庭でも作ることができます。この記事では、豚骨の下処理から本炊き、カエシ作りまで、二郎系スープの全工程を詳しく解説します。時間はかかりますが、手順通りに進めれば初心者でも本格的な二郎系スープが完成します。
【早見表】二郎系スープの材料・分量・調理時間まとめ

二郎系スープ作りは長時間の作業になるため、まずは全体像を把握しておくことが重要です。
必要な材料と調理時間を事前に確認することで、計画的に作業を進めることができます。
特に豚骨や背脂などの食材は事前に入手しておく必要があります。
材料と分量クイックリスト(4人前)
【スープ本体】
- ゲンコツ(豚骨):3kg
- 背ガラ(豚の背骨):1kg
- 豚足:1kg
- 背脂:500g
- 水:8〜10リットル
- にんにく:1個(丸ごと)
- 生姜:1片
- 長ネギの青い部分:2本分
【醤油カエシ】
- 濃口醤油:200ml
- みりん:100ml
- 日本酒:50ml
- 砂糖:大さじ2
これらの材料を揃えることで、本格的な二郎系スープを作ることができます。
ゲンコツや背ガラは肉屋やスーパーの精肉コーナーで事前注文が必要な場合があります。
調理工程タイムライン(全6時間)
二郎系スープ作りの全体スケジュールは以下の通りです。
【下処理:1時間】
- 0〜30分:豚骨の血抜き(流水で洗浄)
- 30〜60分:下茹で(アク抜き)
【本炊き:5時間】
- 0〜1時間:強火で沸騰、アク取り
- 1〜3時間:中火で乳化開始
- 3〜5時間:弱火〜中火で濃度調整、骨を崩す
- 仕上げ:背脂投入(最後の30分)
合計で約6時間の調理時間が必要ですが、途中で火加減を調整するだけなので、常に付きっきりである必要はありません。
時間に余裕のある休日に挑戦することをおすすめします。
二郎系スープとは?濃厚さを生む3つの要素

二郎系ラーメンの特徴的な味わいは、3つの要素が組み合わさることで生まれます。
それぞれの要素が持つ役割を理解することで、スープ作りの精度が高まります。
乳化豚骨スープ|白濁の正体と仕組み
二郎系スープの白濁は、豚骨から溶け出したコラーゲンと脂肪が乳化することで生まれます。
乳化とは、水と油が混ざり合って白く濁る現象のことです。
強火で長時間沸騰させることで、骨から溶け出したゼラチン質が水と脂肪を結びつけ、濃厚な白濁スープになります。
乳化が不十分だと透明なスープになり、二郎系特有の濃厚さが出ません。
火加減と煮込み時間の管理が、乳化の成功を左右する最も重要なポイントです。
醤油カエシ|味の決め手となる秘伝のタレ
カエシとは、醤油ベースの濃縮タレのことで、二郎系スープの味の骨格を作ります。
豚骨スープ自体は旨味とコクを持っていますが、塩気や甘み、香りのバランスはカエシで調整します。
カエシの配合比率によって、店ごとの個性が生まれます。
一般的には、丼1杯に対してカエシを大さじ2〜3杯程度使用します。
カエシは事前に作って冷蔵庫で寝かせることで、角が取れてまろやかになります。
背脂|コクと旨味を倍増させる役割
背脂は豚の背中部分の脂肪で、二郎系スープに甘みとコクを加える重要な要素です。
背脂を加えることで、スープ表面に脂の層ができ、保温効果と香りの封じ込め効果があります。
また、背脂特有の甘い風味が豚骨スープの旨味を引き立てます。
背脂は細かく刻んでスープに投入するか、溶かしてから加える方法があります。
投入量は好みに応じて調整できますが、1杯あたり30〜50gが一般的です。
二郎系スープ作りに必要な材料と入手先

二郎系スープ作りで最も重要なのは、質の良い材料を揃えることです。
特に豚骨や背脂は普段の買い物では手に入りにくいため、事前の準備が必要です。
豚骨(ゲンコツ・背ガラ)の入手方法
豚骨は二郎系スープの基礎となる最重要食材です。
ゲンコツは豚の大腿骨で、骨髄が多くコラーゲンが豊富に含まれています。
背ガラは背骨部分で、ゲンコツよりも旨味成分が多いのが特徴です。
入手方法は以下の通りです。
- 精肉店:事前に電話で注文すれば、確実に入手できます(1kg200〜300円程度)
- スーパーの精肉コーナー:店舗によっては取り寄せ可能
- 業務用食材店:大量購入なら割安
- ネット通販:冷凍豚骨を扱う専門店もあります
豚骨は鮮度が重要なので、購入後はすぐに調理するか冷凍保存してください。
背脂の入手先と代用品
背脂は豚の背中部分の脂肪層で、二郎系スープに欠かせない食材です。
【入手先】
- 精肉店:100gあたり50〜100円程度で入手可能
- スーパー:豚バラ肉のブロックを購入し、脂身部分を使う方法もあります
- ネット通販:冷凍背脂を扱う専門店があります
【代用品】
背脂が手に入らない場合は、以下で代用できます。
- 豚バラ肉の脂身部分:背脂に近い風味が出ます
- ラード:コクは出ますが、背脂特有の甘みは薄くなります
ただし、本格的な二郎系の味を再現するには、やはり背脂を使用することをおすすめします。
醤油・味醂・にんにく|スーパーで揃う調味料
カエシや香味野菜として使う調味料は、一般的なスーパーで揃います。
【醤油】
濃口醤油を使用します。
キッコーマンやヤマサなどの定番ブランドで問題ありません。
【味醂】
本みりんを使用してください。
みりん風調味料ではアルコール度数が低く、カエシの深みが出ません。
【にんにく】
青森県産や香川県産などの国産にんにくがおすすめです。
1個丸ごと使用し、皮を剥いてからスープに投入します。
【その他】
- 生姜:1片(臭み消し)
- 長ネギの青い部分:2本分(香り付け)
- 日本酒:50ml(カエシ用)
必要な調理器具チェックリスト
二郎系スープ作りには、大容量の鍋が必須です。
【必須器具】
- 寸胴鍋またはパスタ鍋(10リットル以上):豚骨を煮込むため大容量が必要
- アク取り網:頻繁にアクを取るため必須
- おたま:スープをすくう用
- ザル:豚骨を取り出す際に使用
- 木べらまたは菜箸:骨を崩す際に使用
【あると便利】
- 温度計:スープの温度管理に便利
- 濾し布:仕上げにスープを濾す場合
- 保存容器:余ったスープの保存用
寸胴鍋は業務用の安価なものでも十分ですが、IH対応かどうかを確認してください。
【下処理】臭みゼロの二郎系スープは準備で決まる

二郎系スープの成否を分けるのは、実は本炊きよりも下処理です。
豚骨特有の臭みを徹底的に除去することで、クリアで旨味の濃いスープに仕上がります。
手間を惜しまず丁寧に下処理を行いましょう。
豚骨の血抜き|流水で徹底的に洗う
豚骨の臭みの主な原因は、骨に残った血液です。
購入した豚骨は必ず流水で洗浄してください。
【血抜きの手順】
- 大きめのボウルまたはシンクに豚骨を入れます
- 流水を当てながら、骨の表面や骨髄部分を手でこすり洗いします
- 水が透明になるまで15〜20分程度洗い続けます
- 特にゲンコツは骨髄に血液が溜まりやすいため、骨を叩いて中の血液を押し出します
この工程を省略すると、スープに血の臭みが残り、仕上がりが台無しになります。
時間がかかりますが、最も重要な工程の一つです。
下茹で(ボイル)でアクと汚れを除去
血抜き後の豚骨は、必ず下茹でを行います。
下茹でによって、表面の汚れや残った血液、骨の臭みを取り除きます。
【下茹での手順】
- 大きな鍋にたっぷりの水を入れ、豚骨を投入します
- 強火で沸騰させます
- 沸騰後、大量のアクが浮いてくるので、こまめに取り除きます
- 10〜15分間沸騰させ続けます
- 豚骨を取り出し、再度流水で表面のアクを洗い流します
- 下茹でに使った湯は捨てます(絶対に使用しないこと)
下茹での湯は非常に汚れているため、本炊きには使用できません。
この工程を省くと、本炊き中に大量のアクが出続け、スープの味が濁ります。
背脂の下処理|血合いを取り除く
背脂にも血合い(赤い部分)が残っていることがあります。
血合いは臭みの原因になるため、丁寧に取り除きましょう。
【背脂の下処理手順】
- 背脂を流水でさっと洗います
- 包丁で血合い(赤い部分)を削ぎ取ります
- 背脂を2〜3cm角に切り分けます
- 切り分けた背脂を再度流水で洗います
背脂は本炊きの最後に投入するため、下処理後はラップをして冷蔵庫で保管しておきます。
血合いを完全に取り除くことで、背脂特有の甘い風味だけが残ります。
【本炊き】二郎系スープの作り方|5時間で白濁させる全手順

いよいよ本炊きです。
ここからは火加減と時間管理が最も重要になります。
5時間かけてゆっくりと乳化させることで、濃厚な白濁スープが完成します。

0〜1時間目|強火で沸騰させアクを徹底除去
本炊きの最初の1時間は、アクとの戦いです。
【0〜1時間目の手順】
- 寸胴鍋に下処理済みの豚骨を入れます
- 水をたっぷり注ぎます(豚骨が完全に浸かる量、8〜10リットル)
- にんにく1個(皮を剥いたもの)、生姜1片、長ネギの青い部分2本分を投入します
- 強火で一気に沸騰させます
- 沸騰したら火を少し弱め、強めの中火を維持します
- 大量のアクが浮いてくるので、5〜10分おきにアク取り網で徹底的に除去します
この段階でアクを取り残すと、スープが濁り、臭みの原因になります。
スープ表面にアクの泡が浮かばなくなるまで、根気よく取り続けてください。
1時間経過時点で、スープはまだ透明〜薄い白色です。
1〜3時間目|乳化が始まるサインを見逃さない
1時間を過ぎると、徐々に乳化が始まります。
【1〜3時間目の手順】
- 火加減を中火に調整します(グツグツと沸騰が続く程度)
- 鍋の蓋はせず、開けたままにします(水分を蒸発させるため)
- 15〜20分おきにアクを取ります(この段階ではアクの量は減っています)
- 水分が減ってきたら、適宜水を足します(豚骨が常に浸かっている状態を維持)
【乳化開始のサイン】
- スープが白く濁り始める
- 表面に細かい泡が立ち続ける
- スープにとろみが出始める
- 香りが豚骨の甘い香りに変わる
2時間経過時点で、スープは乳白色になっているはずです。
この段階で色が薄い場合は、火加減が弱い可能性があるため、火力を上げてください。
3〜5時間目|骨を崩しながら濃度を上げる
3時間を過ぎると、豚骨が柔らかくなり、崩れやすくなります。
【3〜5時間目の手順】
- 火加減を弱火〜中火に調整します(軽く沸騰する程度)
- 木べらや菜箸で豚骨を押し、骨を崩します
- 骨髄やゼラチン質がスープに溶け出し、さらに濃度が増します
- 30分おきにアクを取り、骨を崩す作業を繰り返します
- 水分が減ってきたら少量の水を足しますが、この段階では濃度を上げたいため、足しすぎないように注意します
【濃度の目安】
おたまですくったスープが、トロリと落ちる程度の粘度が理想です。
サラサラしている場合は、さらに煮詰めるか、骨を崩して濃度を上げてください。
5時間経過時点で、スープは濃厚な白濁色になり、表面に脂の層ができています。
仕上げ|背脂を投入してコクを加える
本炊きの最後に、下処理済みの背脂を投入します。
【背脂投入の手順】
- 本炊き開始から4時間30分経過後、背脂を投入します
- 背脂は2〜3cm角に切ったものを使用します
- 投入後、中火で30分間煮込みます
- 背脂が溶けてスープに混ざり、さらにコクが増します
背脂は早く入れすぎると溶けすぎてしまい、遅すぎると風味が出ません。
最後の30分〜1時間で投入するのがベストタイミングです。
背脂を入れた後は、スープ全体をゆっくりと混ぜて均一にします。
完成の見極め方|色・粘度・香りの判断基準
5時間の本炊きを終えたスープが、二郎系として完成しているかを確認します。
【完成の判断基準】
- 色:濃厚な乳白色(牛乳のような白さ)
- 粘度:おたまですくうとトロリと落ちる、舌に絡みつくような濃度
- 香り:豚骨の甘い香りとにんにくの香りが混ざり合った芳醇な匂い
- 味:塩気はまだないが、旨味とコクが強く感じられる
これらの基準を満たしていれば、スープは完成です。
骨や野菜はザルで濾して取り除き、スープのみを別の容器に移します。
あとはカエシと合わせて、丼に注ぐだけです。
参考:二郎系ラーメンを自宅で再現!濃厚豚骨醤油スープ作りに挑戦しよう
【時短】圧力鍋で作る二郎系スープの作り方

5時間の本炊きは時間がかかりすぎるという方には、圧力鍋を使った時短レシピがおすすめです。
圧力鍋を使えば、約2時間で二郎系スープを作ることができます。
圧力鍋を使う場合の材料と手順
圧力鍋版の材料は通常版と同じですが、水の量を調整します。
【圧力鍋版の手順】
- 下処理(血抜き・下茹で)は通常版と同じく行います
- 圧力鍋に豚骨と水を入れます(圧力鍋の容量の6〜7割程度)
- にんにく、生姜、長ネギの青い部分を投入します
- 蓋を閉めて強火にかけ、圧力がかかったら弱火にします
- 弱火で1時間30分加圧します
- 火を止め、自然に圧力が抜けるまで待ちます(約30分)
- 蓋を開け、骨を崩しながら中火で30分煮込みます
- 最後に背脂を投入し、さらに15分煮込みます
圧力鍋を使うことで、短時間でも骨からゼラチン質を十分に引き出すことができます。
ただし、乳化の度合いは通常炊きよりやや弱くなる傾向があります。
通常炊きとの違い・メリットとデメリット
【圧力鍋版のメリット】
- 調理時間が約2時間に短縮される
- 火加減の調整が少なく、失敗しにくい
- 燃料費(ガス代・電気代)が節約できる
【圧力鍋版のデメリット】
- 乳化の度合いが弱く、通常炊きほど白濁しない場合がある
- スープの深みや香りが若干劣る
- 一度に作れる量が圧力鍋の容量に制限される
時間を優先するなら圧力鍋、味を優先するなら通常炊きを選ぶと良いでしょう。
初心者の方は、まず圧力鍋で試してから通常炊きに挑戦するのもおすすめです。
【カエシ】二郎系の醤油ダレ作り方レシピ

カエシは二郎系ラーメンの味を決める重要な要素です。
豚骨スープだけでは塩気がないため、カエシで味を調整します。
カエシの材料と分量
基本的なカエシの材料は以下の通りです。
【材料(作りやすい分量)】
- 濃口醤油:200ml
- みりん:100ml
- 日本酒:50ml
- 砂糖:大さじ2
この分量で約10〜12杯分のカエシが作れます。
余ったカエシは冷蔵庫で保存でき、1〜2週間程度持ちます。
加熱式と非加熱式の作り方の違い
カエシには加熱式と非加熱式の2種類があります。
【加熱式カエシの作り方】
- 小鍋にみりんと日本酒を入れ、強火で沸騰させます
- アルコールを飛ばすため、1〜2分沸騰させ続けます
- 火を止め、砂糖を加えて溶かします
- 粗熱が取れたら醤油を加えて混ぜます
- 容器に移し、冷蔵庫で一晩寝かせます
加熱式は角が取れてまろやかになり、すぐに使えます。
【非加熱式カエシの作り方】
- 容器に全ての材料を入れます
- よく混ぜて砂糖を溶かします
- 冷蔵庫で1週間程度寝かせます
非加熱式は熟成に時間がかかりますが、醤油の風味がより強く残ります。
二郎系には加熱式がおすすめです。
保存方法と熟成のコツ
カエシは冷蔵庫で保存すれば、1〜2週間程度持ちます。
【保存方法】
- 清潔な密閉容器(ガラス瓶や保存容器)に入れます
- 冷蔵庫で保存します(常温保存は不可)
- 使用する際は、清潔なスプーンですくいます
【熟成のコツ】
作りたてのカエシは角があり、醤油の刺激が強いです。
1〜3日寝かせることで、味がまろやかになり、旨味が増します。
可能であれば、使用する2〜3日前に作っておくと良いでしょう。
【仕上げ】一杯を完成させる盛り付け手順

スープとカエシが完成したら、いよいよ一杯のラーメンとして仕上げます。
盛り付けの順序と配合比率が、最終的な味を左右します。
丼の準備とカエシの配合比率
【丼の準備】
- 丼を温めます(熱湯を入れて1分程度置く)
- 湯を捨て、丼の水気を拭き取ります
- 温めた丼にカエシを入れます
【カエシの配合比率】
1杯あたりのカエシの量は、大さじ2〜3杯(30〜45ml)が目安です。
- 濃い味が好みの方:大さじ3杯
- 普通の味:大さじ2.5杯
- 薄味が好みの方:大さじ2杯
初めて作る場合は、大さじ2杯から試して、好みに応じて調整してください。
スープを注いで味を調整する
【スープの注ぎ方】
- カエシを入れた丼に、熱々のスープを注ぎます
- スープの量は300〜350ml程度(お玉2〜3杯分)
- おたまでスープとカエシをよく混ぜます
- 味見をして、塩気が足りなければカエシを少量追加します
スープとカエシの比率は、スープ10に対してカエシ1が基本です。
この比率を守れば、二郎系特有の濃厚ながらバランスの取れた味になります。
トッピング(背脂・にんにく・野菜)の盛り方
二郎系ラーメンといえば、豪快なトッピングが特徴です。
【トッピングの種類と盛り方】
- 背脂:スープに浮かべるように盛ります(30〜50g程度)
- にんにく:すりおろしまたは刻んだものをスープに入れます(小さじ1〜2杯)
- もやし:茹でたもやしを山盛りに盛ります(150〜200g)
- キャベツ:茹でたキャベツをもやしの上に盛ります(100g程度)
- チャーシュー:豚バラ肉を煮込んだもの、または焼いたものを2〜3枚
- 海苔:1〜2枚
二郎系では『野菜マシマシ』が定番ですが、初めて作る場合は標準量から試してください。
トッピングの量を調整することで、自分好みの一杯に仕上げることができます。
二郎系スープが失敗する原因と対処法

二郎系スープ作りでよくある失敗とその対処法を解説します。
失敗の原因を理解することで、次回はより良いスープが作れます。
スープが白くならない場合
【原因】
- 火加減が弱すぎる(乳化が進まない)
- 煮込み時間が短い
- 水を足しすぎて濃度が薄くなった
【対処法】
- 火力を上げて、沸騰をしっかり維持する
- さらに1〜2時間煮込み、骨を崩して濃度を上げる
- 水を足さず、煮詰めて濃度を調整する
- 木べらでスープをかき混ぜて乳化を促進させる
乳化が進まない最大の原因は、火加減が弱いことです。
グツグツと沸騰が続く程度の火力を維持してください。
臭みが残ってしまう場合
【原因】
- 下処理(血抜き・下茹で)が不十分
- アク取りが甘い
- 背脂の血合いを取り除いていない
【対処法】
- 臭みが出てしまった場合、生姜や長ネギを追加して煮込む
- スープ表面の脂をすくい取る(臭みは脂に集中しています)
- 次回は下処理をより丁寧に行う
一度臭みが出たスープを完全に修正するのは難しいため、下処理の段階で徹底することが重要です。
味が薄い・パンチがない場合
【原因】
- 水を足しすぎて濃度が薄くなった
- カエシの量が少ない
- 背脂を入れていない、または量が少ない
【対処法】
- スープをさらに煮詰めて濃度を上げる
- カエシの量を増やす(大さじ3〜4杯に調整)
- 背脂を追加投入する
- にんにくを追加してパンチを出す
二郎系スープは濃厚さが命なので、薄い場合は煮詰めるのが基本です。
スープがサラサラで濃度が出ない場合
【原因】
- 煮込み時間が短く、骨からゼラチン質が十分に溶け出していない
- 骨を崩していない
- 水を足しすぎた
【対処法】
- さらに1〜2時間煮込む
- 木べらで骨を崩し、骨髄を溶かし出す
- 水を足さず、蓋を開けたまま煮詰める
- 豚足を追加する(ゼラチン質が豊富)
濃度を出すには、時間をかけて骨を崩すことが最も効果的です。
二郎系スープの保存方法と活用アイデア
大量に作った二郎系スープは、適切に保存すれば後日も楽しめます。
また、余ったスープはアレンジレシピにも活用できます。
冷蔵保存(3〜4日)の方法
【冷蔵保存の手順】
- スープが完全に冷めるまで常温で放置します
- 清潔な保存容器に移します
- 蓋をして冷蔵庫で保存します
- 3〜4日以内に使い切ってください
冷蔵保存したスープは、使用前に再加熱してください。
再加熱時は、沸騰させずに温める程度にすると、風味が飛びません。
冷凍保存(1ヶ月)の方法
【冷凍保存の手順】
- スープを1杯分ずつ小分けにします(ジップロックや保存容器)
- 空気を抜いて密閉します
- 冷凍庫で保存します(1ヶ月程度保存可能)
- 使用する際は、前日に冷蔵庫に移して解凍します
- 解凍後は鍋で温め直します
冷凍保存すれば、いつでも二郎系ラーメンを楽しめます。
ただし、冷凍すると若干風味が落ちるため、できるだけ早めに消費することをおすすめします。
余ったスープのアレンジレシピ
二郎系スープは、ラーメン以外にも様々な料理に活用できます。
【アレンジレシピ例】
- 豚骨リゾット:ご飯を加えて煮込み、チーズをトッピング
- 豚骨鍋:野菜や肉を加えて鍋料理に
- 豚骨カレー:カレールーを加えて濃厚カレーに
- 豚骨茶漬け:ご飯にかけてお茶漬け風に
- 豚骨パスタ:茹でたパスタと絡めて和風カルボナーラ風に
二郎系スープの濃厚な旨味は、どんな料理にも合います。
余ったスープを無駄なく使い切りましょう。
まとめ|自宅で二郎系スープを成功させる3つの鉄則
二郎系スープ作りは時間と手間がかかりますが、ポイントを押さえれば家庭でも本格的な味を再現できます。
最後に、成功のための3つの鉄則をまとめます。
【鉄則1:下処理を徹底する】
血抜きと下茹でを丁寧に行うことで、臭みのないクリアなスープに仕上がります。
この工程を省略すると、どれだけ長時間煮込んでも臭みは消えません。
【鉄則2:火加減と時間を守る】
乳化を成功させるには、強めの火加減で5時間煮込むことが必要です。
途中で火を弱めすぎたり、時間を短縮したりすると、白濁しません。
【鉄則3:カエシとのバランスを調整する】
豚骨スープとカエシの配合比率が、最終的な味を決めます。
基本は『スープ10:カエシ1』ですが、好みに応じて調整してください。
これらの鉄則を守れば、初心者でも本格的な二郎系スープを作ることができます。
時間はかかりますが、完成した時の達成感と美味しさは格別です。
ぜひ休日を使って、自宅で二郎系ラーメン作りに挑戦してみてください。


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